最近の監視事情

先日、東京ビックサイトの「セキュリティー・フェア」というのを見てきました。
 驚いたのは「暗視カメラ」の技術です。普通のカメラは暗闇では真っ暗にしか映りません。でも、泥棒さんは夜間にもいらっしゃいます。そこで、暗視カメラが登場するんですが、


この暗視カメラには大きく3通りあって、一つはカメラの照度の感度を上げるもの。これで昼間見ると真っ白になってしまいます。次に赤外線カメラ。撮影するところに赤外線(これは人の目には見えません)を照射して人間の目に見えない物(人)を映し出す物です。
そして三つ目は温度センサーによる物。人間や動物は周囲より温度が高いため、その存在がくっきりと浮かび上がってくる物です。赤外線などの放射も不要です。これを使えば、ほこりや煙で見えない人もはっきりと見えます。担当の人が説明するには、工場などに設置すれば、照明代も浮くし、泥棒さんは物陰に隠れることもなく(暗いので)歩いているので、簡単に発見できます。今では、映った泥棒を感知して、防犯アラームがスイッチオンする物もあるそうです。
 但し、日本ではまだまだ、普及してないそうです。どうしても“自分の目”で確認したがるそうです。欧米に比べ、3年は遅れているそうです。やはり進んでいるのはアメリカとイスラエル。軍事から技術発展しているみたいです。
 やはり日本は安全なのかなぁ?そういえば、神戸震災の時、配給食料をきちんと並んで待っている被災者達が海外のニュースで放送され、外国人達は驚いていたそうです。海外であれほどの震災があったら、コンビニは襲われ、暴動が起きるのが常です。やはり、日本は安全なのです(他国と比べて)。
 これは、日本の誇れる国民性だと思います。安全だから、隣人を信頼しているから順番を待てるのです。ただ、それがセキュリティー意識の低さに繋がってしまうのは残念ですが・・・。
 人の良さ、大らかさにつけ込んだ悪徳商法、泥棒、悪質な盗聴盗撮等は最も憎むべき行為です。本当の意味でも安全な日本にしたいですね。