新・悪徳盗聴調査業者 判定法(案)

表題の件、こう訊ねてみてください。
「お宅では、思考盗聴器も探せますか?」
我々の業界内で、頭の痛い問題が“思考盗聴”・・・・


色々な呼び名がありますが、
要は、「他人の脳波を盗聴して、考えていることを盗み取る」
という、現時点では考えられない技術です。
先日も、この “思考盗聴” についてのお問い合せがありました。
「弊社では扱っておりません。」と丁重にお断り。
「どこか、扱っているところは知りませんか?」と聞かれましたが
正直、精神科の医師でないと解決できないので、
「申し訳ございません。」と電話を切りました。
おそらく、少し前、『脳波を測定すれば、被験者が、どのような感情(興味、好意、嫌悪感、恐怖、興奮など)なのかがわかり、将来的に人の考えていることがわかる・・・・かも
という技術が紹介されていましたが、
それを、即、「人の思考が盗聴できる」に飛躍してしまったのでしょう。
こういう方達は、“思いこみ” を “事実” と信じ込んでいるので、前述のように、精神科の医師とか心理カウンセラーでないと、まず、解決されません。
それと、危険なのが、こういう方達は、悪徳業者のかっこうの餌食になりやすいのです。
「うちでは出来ます。」
「もう少し詳しく調べる必要があります。それには後○万円」
時には実際に盗聴器を探し出し(勿論自分で持ってきたもの)、信用度を上げ・・・・
なので、悪徳かどうかを判別するには、逆に、冒頭のように、こう聞いてみるのです。
「お宅では、思考盗聴器も探せますか?」
無条件で、「出来ます」と返ってきたら、まず悪徳業者です。
ちょっと、ふざけた(?)判別法ですが、同業者の皆様、如何でしょう?