米Google、Street ViewのWi-Fiから不正データ収集問題、一件落着?

何かとお騒がせの、Google Street Viewですが、”誤って”、
Wi-Fiネットワークからプライベートデータまでも盗聴してしまったという件、一応解決したようですが・・・・・


 
Google、データ収集問題を受けてプライバシー方針を改訂

検索大手 Google は22日、社内のプライバシー管理方針に一連の変更を行なったと発表した。これは2010年5月、ユーザーがセキュリティ保護されていない Wi-Fi ネットワーク上で送受信したデータを、同社が意図せず収集した事実が発覚したことを受けたものだ。

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Google の製品およびエンジニアリング担当シニア バイスプレジデント Alan Eustace 氏によると、収集された情報の大半は「断片的なもの」だったという。しかし Street View プロジェクト用車両が、暗号化されていない Wi-Fi ネットワークから Eメールアドレスやパスワード、URL などを丸ごと傍受したケースもあることが調査によって明らかになった。
 
Eustace 氏は22日付の Blog 投稿の中で、次のように記している。「われわれはこのデータをできるだけ早く削除したいと考えている。そして何よりも、そもそもこのようなデータを収集した事実について重ねて謝罪したい。今回の出来事については残念な気持ちでいっぱいだが、今回、当社のプロセスと体制に変更を加えたことで、当社内部のプライバシーおよびセキュリティ慣行が大幅に向上し、当社の全ユーザーに利益をもたらすと確信している」

japan.internet.com 2010/10/26 12時1分

 
これを受けて....以下のような発表がありました。
  
米連邦取引委員会、GoogleのWi-Fi通信傍受問題の調査を終了

米連邦取引委員会 (FTC)は10月27日(現地時間)、米GoogleのStreet View撮影車両がWi-Fiネットワークから不正にデータを収集していた問題の調査終了を明らかにした。Googleの過失に対して不快感を表明する一方で、問題が表面化してからの同社のプライバシー保護とユーザーデータ保護に対する取り組みを評価している。

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Googleは10月22日に5月の発表をアップデートし、収集したデータの一部に電子メールやURL、パスワードが含まれていたことを公表。これらのデータの削除を約束するとともに、あらためてプライベートデータの収集が意図的な行為ではなく、指摘を受けて調査するまでGoogle内部では誤ってデータを収集していた事実を把握していなかったことを報告した。改善策として、

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マイコミジャーナル Yoichi Yamashita 2010/10/28

 
Google Street View自体のプライバシー侵害問題に関しては、この場では置いておいて、今回のGoogleの対応は誠に迅速で、誠意のある対応といえましょう。
 
 普通(世界的に普通かは?ですが、日本の場合)、このような失態があった時は、代表者がとにかく言い訳に走り、責任逃れに終始するというのが、日本の大企業のお決まりパターンです。世論も「辞めろ辞めろ」のシュプレヒコールになるパターンが多く見受けられます。
 
 Googleの場合(というか、海外の場合)は、責任者が、まず事態の改善に全力を注ぐということに終始しました。
何故、日本はそうならないんでしょう? 
怒りの矛先が「責任者、辞めろ」になり、それを受けてか、予想してか、責任者は責任逃れに終始する。
 
 何とかならないんでしょうかね。特に日本の国政の責任者の方達。
 
 
 ふと、海外の事件で考えさせられてしまいました。