モンスター・ペアレント

子供が万引きしたら、誰が悪いのでしょう?
子供本人?親の教育?
ところが、「店が悪い!」という”モンスターペアレント”が増えているそうです。


「店が悪い!」 万引現場に”モンスターペアレント”

 「なぜ捕まえた」「通報されて子供がショックを受けている」。少年による万引が全国的に増加する中、子供の万引を通報された保護者が、逆に小売店に理不尽なクレームをつけるケースが相次いでいる。少年の多くが「ゲーム感覚」で万引に手を染める一方、”モンスターペアレント”の出現に、捜査関係者からは「親も『たかが万引』と甘く見る傾向にあり、他の犯罪を助長しかねない」と懸念する声が上がっている。(滝口亜希)

〜 後 略 〜
2009.9.26 22:09 msn.産経ニュース より

保護者からのクレームとして

「なんで捕まえたんですか。万引に気づいたなら、捕まえる前に諭すべきでしょう」
「万引をした高校生を警察に通報したら、後日、高校生の祖父から『孫が精神的にショックを受けた』と抗議された」
「トレーディングカードを万引した小学生の親に、『いくらですか? 代金を払えばいいんでしょう』と言われた」

あきれるというか、なんというか?
無宗教の日本の文化はかつて、「恥の文化」と言われました。
倫理的に「こんなことをしては恥だ」というのが、善悪の基準である、と海外から言われたものでした。
しかし、もはや、恥も何もあったものではない。
「人間的に恥ずかしい」と言う感覚は既に消えてしまってるようです。
本当に恥ずべきことで、嘆かわしいの一言に尽きます。
他人のプライバシー、他社の機密情報を盗聴することにも、恥ずかしいと言う感覚もなくなってきているのかもしれません。
日本の道徳は、どうなってしまうのでしょう?